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2024年4月25日
論文がアクセプトされました。”Umeda M, et al. Successful Treatment of Systemic Lupus Erythematosus with Residual Disease Activity by Switching from Belimumab to Anifrolumab. Mod Rheumatol.”
【梅田助教のコメント】
SLEにおけるベリムマブからアニフロルマブへのスイッチ例に関する論文です。症例数は少ないですが、長崎県の関連施設にもご協力いただき、まだ報告のないスイッチ例での有効性(SLEDAI減少効果、GC減量効果)を示しております。
ベリムマブ自体も有効性安全性バランスの取れた薬剤ですが、同薬投与中に残存している活動性はおそらく1型IFNの影響が考えられ、アニフロルマブへの変更が奏功する可能性が示唆されます。しかしながら腎炎残存例などへの変更効果はまだ不明であるため、変更が適した症例の検討は今後の課題です。
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