先輩の声

学生・研修医の方へ

松尾 巴瑠奈 2015年 卒業

第一内科を選んだ理由は?

どんな医者になりたいの?と研修医1年目によく聞かれました。研修医の頃はたくさんの手技を経験し、上達する過程がとても楽しく充実しており、外科系診療科を考えていました。リウマチ・膠原病内科は手技も少なく、なんで正反対の科に?とよく聞かれます。手技は、自分でなくてもできる人がたくさんいました。自分がなりたい医者像を考えた時に、患者さんと話しながら診療をしていく内科の方がしっくりきたことが1つの理由です。特にリウマチ・膠原病内科は全身を診る科で、うちは専門じゃないから、と言われて困ってしまった患者さんがよく来られます。そんな患者さんの訴えを無視しなくて良い診療科であることも良いところだと思っています。先生で良かった、と言ってもらえる医者になりたいと思い、それが叶えられる科だと思い入局しました。

入局希望者へのメッセージ

医学の進歩により、リウマチ・膠原病分野では治療の選択肢が拡がっています。難しいこと、分からないこともたくさんありますが、患者さんの一生に寄り添える診療科です。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

有森 春香 2012年 卒業

第一内科を選んだ理由は?

元々、身近な疾患である糖尿病に興味があり、研修医になって最初の研修先に第一内科を選びました。そこで無自覚性低血糖の1型糖尿病患者や行動変容を認めた2型糖尿病患者、様々な甲状腺眼症患者を始め、とても印象的な患者さん方を幅広く診させていただき、さらに関心が高まりました。研修中、指導医の先生方にも優しく丁寧に、かつ熱心にご指導いただき、第一内科への入局を決意しました。

仕事のやりがいを感じるときは?

患者指導や投薬調整で患者さんの状態が改善したときはもちろん、チーム医療で他職種と協力して患者さんの病状やQOLが改善したときは特に達成感があります。慢性疾患が多く、患者さんのライフステージに寄り添えることも魅力です。

職場の環境は?

温かい雰囲気で、面倒見の良い先生が多く、わからないことも気兼ねなく質問できるよい環境です。女性医師も多く、ライフワークバランスやキャリア形成についてのロールモデルとなる先輩方もおられ、とても頼もしく感じています。

入局希望の皆様へのメッセージ

当科に興味をもってくれて嬉しいです!糖尿病はcommon diseaseでありつつ、今なお発展し続けている分野であり、臨床も研究もやりがいがあります。まずはお気軽にお問い合わせください。一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

池内 佑一 2012年 卒業

他大学出身であることに不安はありましたか?

もちろんありました。その上、ナンバー内科には、派閥・闘争・殺伐といった勝手なイメージがありましたし笑。しかし、良い意味で裏切られました。30%程度は他大学出身者です。さらに、臨床、教育、研究、飲み会…いかなる分野でも"頑張る人を応援する” おおらかな雰囲気が感じられました。もちろん、頑張れない時には優しく支えてくれる懐の深さを持ち合わせていることも、入局して良かったと感じられる大きなポイントです。

大学院では研究に集中できますか?

私は現在、群馬大学の生体調節研究所に国内留学しています。他の施設から見て代謝内分泌内科は、1型糖尿病基礎研究における西日本の雄といったところでしょうか。1型糖尿病について基礎研究を含めて行っている施設は多くはありません。
研究も視野に入れている皆さん、一緒に挑戦しませんか?

入局希望の皆様へのメッセージ

今後、さまざまが業務がAIに移行していくことが予想されます。臨床、教育、研究を本当に実践している組織に身を置いた経験は、少なからず身を助けてくれるはずです。まずは雰囲気をつかみにお越しください。一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

清水 俊匡 2011年 卒業

第一内科を選んだ理由は?

新しい検査法、治療法含め医学はどんどん発展していますが、医療者がその疾患を想起できない限り、診断そして治療には至りません。リウマチ・膠原病疾患は臓器横断的に様々な病状が出現するため、一見関連がないとみられる所見から重症病態を想起するなど幅広い診断能力が求められます。リウマチ・膠原病診療に触れてその重要性を肌に感じたのが、私がリウマチ・膠原病内科医を志した最初のきっかけでした。

仕事のやりがいを感じるときは?

リウマチ・膠原病内科医には全身種々の病変に対してアセスメントする総合診療力、その中でも特異性が高い症候からアプローチする高い専門性、くわえて全身症状をきたす疾患であるが故に引き起こされる種々のプロブレムに対応する総合力が求められます。免疫異常が織りなす臓器横断的な病態の理解は難しく感じられるかもしれません、実際、難題に当たることも多々ありますが、その点の理解を深め、病態を治療していくことで患者さんの改善がみられることが一番の魅力だと感じています。

入局希望の皆様へのメッセージ

まだアンメットニーズも多く発展途上の分野です。診療でも研究でもリウマチ・膠原病疾患を抱える患者さんのために医師としてやるべき課題はたくさんあります。当科にはその課題に立ち向かうべく、診療、研究に尽力する素地があり、必ずみなさんが輝ける場所があると思います。興味がありましたらぜひ門を叩いてみてください、お待ちしております。

Research Fellow Trang Hoang 2018年-2022年
在籍

My name is Trang Hoang, I am a Rheumatologist from Vietnam. I spent 4 years doing research in neuropsychiatric lupus erythematosus at the Department of Immunology and Rheumatology. Every staff in the department is very nice, and I love the working environment here the most. As an international PhD student, I felt the warmth and kindness of everyone toward me. Professor Kawakami and Dr Ichinose were always encouraging me to improve my personal ability as well as my research project. More importantly, they always respect my opinion and give me any possible equipment to work in my research field. I have learned and grown significantly through them, as though other doctors and technicians. After graduation, I will apply the knowledge that I have learned here to Vietnamese research. Thank you so much for the best four years in Japan.

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